こんにちは、管理人のdoggoです
愛犬の柴犬が最近よく寝るようになった、散歩に行きたがらない、そんな変化に気づき、「もしかして歳をとったのかな?」と感じている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
人間よりも早いスピードで歳を重ねる柴犬だからこそ、シニア犬は何歳から|柴犬なのか、具体的な年齢の目安を知っておくことは大切です。
シニア期に入ると、若い頃とは違う様々な変化、つまり老化のサインが現れ始めます。
この記事では、柴犬がシニア犬と呼ばれる年齢、見逃したくない老化のサイン、そしてシニア期に合わせた食事や散歩、病気の予防といった日々のケア方法まで、詳しく解説していきます。
愛犬の寿命を健やかに延ばし、穏やかで幸せなシニアライフを送るためには、飼い主さんの正しい知識と愛情深いケアが欠かせません。
認知症の兆候や、快適な生活環境の整え方など、具体的な対策も紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただき、愛犬とのこれからの暮らしにお役立てください。
◆このサイトでわかる事◆
- 柴犬がシニア犬になる年齢の目安
- 見逃したくない老化の具体的なサイン
- シニア期に適した食事内容と与え方
- 年齢に合わせた散歩や運動のポイント
- 老犬の柴犬がかかりやすい病気と予防
- 認知症の初期症状と家庭でできるケア
- シニア犬が快適に過ごせる環境作り

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シニア犬は何歳から|柴犬の疑問に答える老化のサイン
◆この章のポイント◆
- 犬種の専門家が語る年齢の目安
- 見た目に現れる老化のサインとは
- 行動や体調の変化で見逃さないで
- 柴犬の平均寿命と健康寿命の関係
犬種の専門家が語る年齢の目安
「うちの子は、人間でいうと何歳くらいなのだろう?」と、愛犬の年齢を人間の年齢に換算して考えたことがある飼い主さんは多いでしょう。
一般的に、犬の年齢は体の大きさによって進行度が異なると言われています。
柴犬は小型犬から中型犬に分類され、犬種ごとの専門家や獣医師の見解では、おおよそ7歳から8歳頃をシニア期の入り口と考えています。
もちろん、これはあくまで一つの目安です。
人間でも40代から体力の衰えを感じ始める人がいるように、犬も7歳を過ぎたあたりから、少しずつ老化のサインが見え隠れし始めます。
7歳というと、まだ元気に走り回っているイメージがあるかもしれませんが、体内では着実に変化が始まっているのです。
犬の年齢を人間に換算する一般的な計算方法として、「小型・中型犬の最初の1年で15歳、2年目で24歳、その後は1年ごとに4歳ずつ歳をとる」というものがあります。
この計算でいくと、7歳の柴犬は人間で約44歳、8歳では約48歳に相当します。
こう考えると、シニア期への備えを始めるのに決して早すぎる年齢ではないことがお分かりいただけるでしょう。
ただし、個体差は非常に大きいです。
生活環境や遺伝的な要素、これまでの健康状態によって、老化のスピードは一頭一頭異なります。
そのため、年齢という数字だけで判断するのではなく、次にご紹介するような具体的な「老化のサイン」に気づいてあげることが何よりも重要になります。
7歳を過ぎたら、「シニア期への準備期間」と捉え、愛犬の小さな変化にこれまで以上に注意深く目を向けてあげましょう。
定期的な健康診断の頻度を上げるなど、具体的なアクションを始める良いきっかけにもなります。
見た目に現れる老化のサインとは
愛犬の老化は、まず見た目の変化として現れることが多いです。
毎日一緒にいると気づきにくいかもしれませんが、注意深く観察すると様々なサインが見つかります。
最も分かりやすい変化の一つが、被毛です。
特に口の周りや眉毛、顔まわりから白い毛が目立ち始めます。
これは人間でいう白髪と同じで、加齢による自然な変化と言えるでしょう。
また、毛並み全体のツヤがなくなってきたり、毛が薄くなったりすることもあります。
若い頃のような、密で艶やかな被毛ではなくなってきたと感じたら、それは老化のサインかもしれません。
次に、目に注目してみてください。
目が白っぽく濁って見える場合、「核硬化症」や「白内障」の可能性があります。
核硬化症は加齢による生理的な変化で視力への影響は少ないですが、白内障は進行すると視力が低下する病気です。
どちらもシニア犬によく見られる変化なので、目の濁りに気づいたら一度動物病院で診てもらうことをお勧めします。
さらに、皮膚の変化も重要なサインです。
人間でいうシミやイボのようなものが体にできることがあります。
これらは良性の場合が多いですが、中には悪性の腫瘍である可能性もゼロではありません。
急に大きくなったり、色が変わったりするような場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
口の中のチェックも忘れてはいけません。
口臭が強くなったり、歯が黄ばんできたり、歯石がたまっていたりするのは、歯周病のサインです。
歯周病はシニア犬に非常に多く、歯が抜け落ちる原因になるだけでなく、細菌が全身に回って内臓疾患を引き起こすこともある怖い病気です。
爪が伸びやすくなったり、逆に割れやすくなったりするのも、新陳代謝の低下による老化現象の一つです。
これらの見た目の変化は、単に「歳をとったな」で済ませるのではなく、病気の早期発見のきっかけにもなります。
日々のブラッシングやスキンシップの時間を利用して、愛犬の体を隅々までチェックする習慣をつけることが大切です。
行動や体調の変化で見逃さないで
見た目の変化と同時に、あるいはそれ以上に注意深く観察したいのが、行動や体調の変化です。
これらは愛犬が言葉で伝えられない「不調」や「衰え」のサインであることが多いからです。
まず、一日の大半を寝て過ごすようになったら、それは明確な老化のサインです。
若い頃はおもちゃで遊んだり、家族の後をついて回ったりしていたのに、最近は呼んでも起きなかったり、日中もぐっすり眠っていたりすることが増えます。
これは基礎代謝が落ち、体力が低下している証拠です。
活動量の低下も顕著に現れます。
散歩に行きたがらなくなったり、歩くスピードが遅くなったり、少しの距離で息切れしたりするようになります。
また、階段の上り下りを嫌がる、ソファや車に飛び乗れなくなるといった行動は、筋力の低下や関節の痛みを示唆している可能性があります。
食事に関する変化も見逃せません。
食欲が落ちる、あるいは逆に異常に食欲旺盛になることがあります。
硬いドライフードを食べにくそうにしたり、食べるのに時間がかかったりする場合は、歯や歯茎に問題があるのかもしれません。
水を飲む量が増えるのは、腎臓病や糖尿病のサインである可能性も考えられます。
トイレの失敗が増えるのも、シニア期によくある変化です。
筋力の低下で我慢がきかなくなったり、認知機能の低下でトイレの場所がわからなくなったりすることが原因です。
感覚器の衰えも行動に影響します。
耳が遠くなり、呼んでも反応が鈍くなる、後ろから近づくと驚くといった様子が見られます。
目が見えにくくなると、物にぶつかったり、暗い場所を歩きたがらなくなったりします。
精神的な変化としては、頑固になったり、不安がりになったり、逆に無気力になったりすることもあります。
夜中に理由もなく吠え続ける、狭い場所に入り込んで出られなくなるといった行動は、認知症の初期症状かもしれません。
これらの行動や体調の変化は、単なる老化現象と片付けてしまうと、背後に隠れている病気を見逃すことにつながりかねません。
「歳だから仕方ない」と思わず、気になる変化があれば、些細なことでもかかりつけの獣医師に相談することが、愛犬の健康を守る上で非常に重要です。
柴犬の平均寿命と健康寿命の関係
愛犬の老化のサインに気づき始めると、飼い主さんなら誰しも「この子と、あとどれくらい一緒にいられるだろうか」と考えてしまうものです。
柴犬の平均寿命は、一般的に12歳から15歳程度と言われています。
これは犬全体で見ても比較的長寿な犬種に入ります。
近年では、飼育環境の向上や獣医療の進歩により、20歳近くまで生きる柴犬も珍しくなくなってきました。
しかし、ここで私たちが考えたいのは、単なる「寿命」の長さだけではありません。
より重要なのは「健康寿命」です。
健康寿命とは、大きな病気や障害がなく、介護を必要とせずに自立して生活できる期間のことを指します。
これは人間だけでなく、犬にとっても非常に大切な概念です。
いくら長生きできても、晩年のほとんどを寝たきりや病気の苦しみの中で過ごすとしたら、それは犬にとっても飼い主さんにとっても辛いことでしょう。
私たちの目標は、平均寿命を延ばすことだけではなく、この健康寿命をできる限り延ばし、亡くなる直前までその子らしい、質の高い生活を送らせてあげることです。
シニア期からのケアは、まさにこの健康寿命を延ばすために行います。
年齢とともに衰えていく身体機能や免疫力を、食事や運動、生活環境の整備によってサポートし、病気の予防や早期発見に努めることが、穏やかで快適なシニアライフにつながるのです。
例えば、関節炎の痛みを早期に発見し、適切なケアを始めることで、愛犬はより長く自分の足で歩く楽しみを維持できるかもしれません。
バランスの取れたシニア向けの食事に切り替えることで、肥満を防ぎ、心臓や腎臓への負担を軽減できます。
平均寿命という数字はあくまで統計上のデータに過ぎません。
大切なのは、目の前にいる愛犬が一日でも長く、痛みや苦しみがなく、穏やかに、そして楽しく過ごせるように、私たちが何をしてあげられるかを考えることです。
老化は自然なプロセスですが、その進行を緩やかにし、生活の質を高く保つことは、飼い主さんの努力と愛情で十分に可能なのです。
シニア犬は何歳から|柴犬との暮らしで実践したいケア
◆この章のポイント◆
- シニア期の食事で気をつけること
- 老化に合わせた散歩や運動のポイント
- シニア犬がかかりやすい病気と予防法
- 認知症のサインと早期の対策
- 快適なシニアライフのための環境作り
シニア期の食事で気をつけること
犬の健康は日々の食事によって作られます。
特に、体の様々な機能が低下してくるシニア期においては、食事管理の重要性が一層高まります。
若い頃と同じフードを同じ量だけ与え続けていると、様々な問題を引き起こす可能性があるのです。
まず、シニア犬は運動量が減り、基礎代謝も落ちてくるため、成犬期に比べて太りやすくなります。
肥満は心臓、関節、呼吸器系など、全身に大きな負担をかけ、様々な病気のリスクを高めます。
そのため、カロリーが控えめで、高品質なタンパク質を含むシニア犬専用のフードに切り替えることが推奨されます。
高品質なタンパク質は、衰えがちな筋肉を維持するために不可欠です。
一方で、消化機能も衰えてくるため、消化吸収の良い食材が使われているフードを選ぶことが大切です。
また、関節の健康をサポートするグルコサミンやコンドロイチン、健康な皮膚や被毛を維持するオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸、免疫力を維持する抗酸化成分(ビタミンC、Eなど)が配合されているフードも、シニア犬にとっては有益です。
食事の与え方にも工夫が必要です。
一度にたくさん食べると消化器に負担がかかるため、一日の給与量を2~3回に分けて与えると良いでしょう。
食欲が落ちてきた場合は、フードをお湯でふやかして匂いを立たせたり、ウェットフードをトッピングしたりして、食欲を刺激してあげるのも一つの方法です。
ただし、食べないからといって人間の食べ物やおやつを与えすぎるのは禁物です。
歯が弱っている子には、硬すぎるおやつは避け、粒が小さめであったり、柔らかく食べやすい形状のフードを選んであげる配慮も必要になります。
水分補給も非常に重要です。
シニア犬は喉の渇きに鈍感になりがちで、脱水症状を起こしやすくなります。
いつでも新鮮な水が飲めるようにしておくことはもちろん、食事に水分量の多いウェットフードを取り入れたり、スープを加えたりするのも効果的です。
どのフードが自分の愛犬に合っているか分からない場合は、必ず獣医師に相談しましょう。
持病がある場合は、その病気に対応した療法食が必要になることもあります。
愛犬の健康状態を正しく把握し、最適な食事を提供してあげることが、健康寿命を延ばすための第一歩です。
老化に合わせた散歩や運動のポイント
シニア期に入っても、適度な運動は犬の心と体の健康を維持するために欠かせません。
しかし、若い頃と同じようなペースや内容の散歩や運動は、かえって体に負担をかけてしまうことがあります。
老化のサインに合わせて、散歩や運動の方法を見直していくことが大切です。
まず、散歩の基本は「量より質」へとシフトさせましょう。
長い距離を一度に歩くよりも、短い距離をゆっくりと、回数を増やしてあげる方がシニア犬にとっては負担が少ないです。
例えば、今まで1日1回1時間だった散歩を、1日2回20分ずつにするなど、愛犬の体力に合わせて調整します。
散歩のペースも、犬が快適だと感じる速さに合わせ、無理に引っ張ることは絶対にやめましょう。
立ち止まって匂いを嗅ぐ時間は、犬にとって重要な情報収集であり、脳への良い刺激になります。
急かさずに、心ゆくまで探索させてあげてください。
散歩コースも、シニア犬に優しいルートを選ぶ配慮が必要です。
急な坂道や長い階段は関節への負担が大きいため、できるだけ平坦な道を選びましょう。
また、夏場はアスファルトの熱で肉球を火傷したり、熱中症になったりするリスクが高まります。
早朝や日没後の涼しい時間帯に散歩することが鉄則です。
関節に問題がある場合は、コンクリートのような硬い地面よりも、土や草の上の方が衝撃が少なく、歩きやすいでしょう。
天候が悪くて散歩に行けない日や、外に出るのが難しい場合は、室内での軽い運動を取り入れるのも良い方法です。
おやつを隠して探させる「ノーズワーク」のような遊びは、足腰に負担をかけずに楽しめ、嗅覚と脳を刺激して認知症の予防にもつながります。
マッサージやストレッチで筋肉をほぐしてあげるのも、血行を促進し、リラックス効果もあっておすすめです。
運動の目的は、筋力の維持、体重管理、そして何よりも気分転換です。
散歩から帰ってきた後にぐったりしている、翌日に足を引きずっているなどの様子が見られたら、それは運動量が多すぎるサインです。
愛犬のその日の体調をよく観察し、決して無理をさせないこと。
これがシニア犬との運動で最も大切なポイントと言えるでしょう。
シニア犬がかかりやすい病気と予防法
加齢とともに免疫力が低下するシニア犬は、様々な病気にかかりやすくなります。
柴犬は比較的丈夫な犬種と言われていますが、それでもシニア期には特有の病気に注意が必要です。
ここでは、シニア期の柴犬がかかりやすい代表的な病気と、その予防法について解説します。
まず、多くのシニア犬が悩まされるのが「心臓病」です。
特に僧帽弁閉鎖不全症が多く、初期症状はほとんどありませんが、進行すると咳が出たり、運動を嫌がったり、呼吸が苦しそうになったりします。
「腎臓病」もシニア犬に多い病気の一つです。
水をたくさん飲む、おしっこの量が増えるといった症状がサインですが、これらが現れたときには病気がかなり進行していることが多いです。
どちらの病気も、早期発見・早期治療が進行を遅らせる鍵となります。
次に、「関節疾患」です。
長年の負担で軟骨がすり減り、変形性関節症などを発症しやすくなります。
立ち上がりにくそうにする、歩き方がおかしい、足を引きずるといった症状が見られます。
肥満は関節に大きな負担をかけるため、体重管理が最大の予防法です。
また、滑りにくい床材にするなどの環境整備も重要です。
「腫瘍(がん)」のリスクも年齢とともに高まります。
体の表面にできるものは飼い主さんが気づきやすいですが、内臓にできると発見が遅れがちです。
体にイボやしこりを見つけたら、大きさや見た目にかかわらず、まずは動物病院で診てもらいましょう。
目の病気では「白内障」や「緑内障」、ホルモンの病気では「甲状腺機能低下症」や「クッシング症候群」なども、柴犬のシニア期に比較的よく見られます。
これらの病気の多くに共通する最善の「予防法」は、定期的な健康診断です。
症状が出てからでは手遅れになることも少なくありません。
シニア期に入ったら、少なくとも半年に一度は、血液検査や尿検査、レントゲン検査などを含む総合的な健康診断を受けることを強くお勧めします。
これにより、病気の兆候を早期に捉え、適切な治療や生活改善につなげることができます。
日々の生活では、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレスのない環境を整えることが、免疫力を維持し、病気になりにくい体を作る基本となります。
愛犬の小さな変化を見逃さず、何か異常を感じたらすぐに獣医師に相談する姿勢が、愛犬を病気から守ることに繋がります。
認知症のサインと早期の対策
人間と同じように、犬も高齢になると「認知症(認知機能不全症候群)」を発症することがあります。
特に柴犬は、日本犬の中でも認知症になりやすい犬種として知られています。
愛犬が穏やかなシニアライフを送るためにも、認知症のサインを早期に察知し、適切な対策をとることが非常に重要です。
犬の認知症のサインは、多岐にわたります。
以下のような行動が見られたら、認知症の可能性を疑ってみましょう。
- 夜中に意味もなく吠えたり、鳴き続けたりする(夜鳴き)
- 昼夜が逆転し、昼間は寝てばかりで夜に活動する
- ぐるぐると同じ場所を回り続ける(旋回運動)
- 壁や家具に向かって進み続けたり、角や狭い場所で動けなくなったりする
- トイレの場所を忘れてしまい、粗相が増える
- 飼い主を認識できなかったり、呼びかけへの反応が鈍くなったりする
- 食欲は旺盛なのに、食べたことを忘れてすぐに催促する
これらの症状が一つでも見られたら、まずはかかりつけの獣医師に相談することが大切です。
他の病気が原因で同様の症状が出ている可能性もあるため、正確な診断をしてもらう必要があります。
残念ながら、犬の認知症を完全に治す治療法はまだありません。
しかし、早期に対策を始めることで、症状の進行を緩やかにし、犬と飼い主の生活の質を改善することは可能です。
家庭でできる対策としては、まず「脳への刺激」を意識した生活を心がけます。
天気の良い日には、短時間でも散歩に連れ出し、外の匂いや音で五感を刺激してあげましょう。
室内では、おやつを知育トイに隠して探させるゲームをするなど、頭を使わせる遊びを取り入れるのが効果的です。
また、DHAやEPAといった脳の健康に良いとされる成分を含むサプリメントや、抗酸化物質を豊富に含む食事を与えることも、進行予防の一助となると言われています。
生活環境を整え、犬が混乱しないようにサポートすることも重要です。
家具の配置をむやみに変えない、トイレの場所を分かりやすくするなど、犬が安心して過ごせる環境を維持しましょう。
夜鳴きに対しては、飼い主さんも心身ともに疲弊してしまいます。
薬で改善できる場合もあるため、一人で抱え込まずに獣医師に相談してください。
認知症のケアは、根気と愛情が必要です。
できないことが増えても叱ったりせず、できていることを褒めてあげながら、穏やかな気持ちで愛犬に寄り添ってあげましょう。
快適なシニアライフのための環境作り
筋力や視力、聴力などが衰えてくるシニア犬にとって、若い頃はなんてことのなかった住環境が、思わぬ危険やストレスの原因になることがあります。
愛犬がシニア期を迎えたら、家の中を見渡し、安全で快適に過ごせるように環境を整えてあげましょう。
まず見直したいのが「床」です。
フローリングなどの滑りやすい床は、足腰の弱ったシニア犬にとって非常に危険です。
踏ん張りがきかずに転倒し、骨折や脱臼、椎間板ヘルニアなどの大怪我につながる恐れがあります。
犬がよく通る場所には、滑り止めのマットやカーペット、コルクマットなどを敷いてあげましょう。
これにより、歩行が安定し、関節への負担も軽減されます。
次に「段差」の解消です。
室内のちょっとした段差も、シニア犬にとっては大きな障害物になります。
スロープを設置したり、家具の配置を変えたりして、できるだけ段差のない生活スペースを確保してあげてください。
特に、ソファやベッドなど、愛犬が好んで上り下りする場所には、ペット用のステップやスロープを用意すると安全です。
寝床の環境も大切です。
シニア犬は寝ている時間が長くなるため、快適で体に負担の少ない寝床が不可欠です。
体圧を分散してくれる低反発のマットや、起き上がりやすい適度な硬さのあるベッドを選んであげましょう。
また、トイレが近く、夏は涼しく冬は暖かい、静かで落ち着ける場所に寝床を設置してあげると、安心して休むことができます。
食事や水飲み場の環境も見直しましょう。
筋力が低下すると、首を下げて食事をする姿勢が辛くなることがあります。
食器台などを利用して、食器を適切な高さに設置してあげると、楽な姿勢で食事をとることができます。
視力が低下している場合は、家具の配置をできるだけ変えないようにしましょう。
犬は体の感覚で家具の場所を覚えているため、配置が変わると混乱し、ぶつかって怪我をする原因になります。
家具の角にはコーナーガードを取り付けると、さらに安全性が高まります。
室温の管理も重要です。
シニア犬は体温調節機能が衰えてくるため、夏は熱中症、冬は低体温症になりやすくなります。
エアコンなどを活用し、一年を通して快適な室温を保つように心がけてください。
これらの環境整備は、愛犬の安全を守るだけでなく、ストレスを軽減し、心身の穏やかさを保つことにも繋がります。
愛犬の目線に立って、家の中の危険や不便を取り除いてあげましょう。
愛犬のために知るシニア犬は何歳から|柴犬の知識
これまで見てきたように、シニア犬は何歳から|柴犬という問いに対する答えは、単に「7歳から」という年齢だけではありません。
それは、愛犬の心と体に訪れる様々な変化に気づき、それを受け入れ、そして寄り添っていく新たなステージの始まりを意味します。
老化は避けることのできない自然な過程ですが、飼い主さんの知識と愛情深いケアによって、その道のりを穏やかで幸せなものに変えることができます。
見た目の変化、行動の変化という老化のサインを見逃さず、それを病気の早期発見のきっかけとすること。
食事や運動をシニア期に合わせて見直し、衰えがちな身体機能をサポートすること。
そして、シニア犬が安心して快適に暮らせるように生活環境を整えてあげること。
これら一つひとつの積み重ねが、愛犬の健康寿命を延ばし、かけがえのない時間をより豊かなものにしてくれるでしょう。
時には認知症などの難しい問題に直面することもあるかもしれません。
しかし、そんな時こそ一人で抱え込まず、獣医師などの専門家と相談しながら、愛犬にとって最善の方法を見つけていくことが大切です。
愛犬のシニア期は、これまでの感謝と愛情を形にして返す、飼い主さんにとっての特別な時間でもあります。
この記事で得た知識を元に、愛犬との一日一日を大切に過ごしていきましょう。
本日のまとめ
- 柴犬のシニア期は一般的に7歳から8歳が目安
- 老化のサインは個体差が大きいため年齢だけで判断しない
- 口周りの白髪や毛ヅヤの低下は見た目の代表的な変化
- 目が白く濁るのは白内障の可能性があり注意が必要
- 睡眠時間の増加や活動量の低下は体力が落ちているサイン
- 階段を嫌がるなど関節の痛みに注意する
- 柴犬の平均寿命は12歳から15歳で健康寿命が重要
- シニア期の食事は低カロリー高タンパクで消化の良いものを
- 肥満は万病のもとであり体重管理を徹底する
- 散歩は短い距離をゆっくりと回数を増やすのが理想
- 心臓病や腎臓病などシニア特有の病気に注意が必要
- 半年に一度の定期的な健康診断で病気を早期発見する
- 柴犬は認知症になりやすい犬種とされている
- 夜鳴きや徘徊は認知症のサインかもしれないのですぐに相談を
- 滑りにくい床材や段差の解消で安全な生活環境を整える

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参考サイト
柴犬の老化のサインは?長く過ごすために老犬にできること – COCOペットジャーナル
【図解】高齢犬とは何歳から?老化のサインと注意点 | ハグわん / ハグにゃん | 日本全薬工業株式会社
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