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犬が小刻みに震えて元気がない原因は?動物病院へ行くべき症状を解説

健康
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こんにちは、管理人のdoggoです

愛犬がいつもと様子が違い、ぶるぶると小刻みに震えて元気がない姿を見ると、飼い主としては非常に心配になるかと思います。

「もしかして、どこか痛いのだろうか」「何か深刻な病気ではないか」など、さまざまな不安が頭をよぎるのではないでしょうか。

犬が震える原因は、単なる寒さや恐怖心といった一時的なものから、痛みを伴う怪我、あるいは緊急を要する病気のサインまで多岐にわたります。

特に、震えに加えて食欲不振や嘔吐、下痢といった他の症状が見られる場合は注意が必要です。

この記事では、犬が小刻みに震えて元気がない時に考えられる原因、病気の可能性、そして飼い主としてどう対処法を実践すべきか、動物病院を受診するタイミングの見極め方まで、網羅的に解説していきます。

老犬や子犬で特に注意すべき点や、ストレスが原因の場合のケア方法、危険な中毒や低血糖のサイン、さらには震えと間違いやすい痙攣との違いについても触れていきます。

愛犬の小さなサインを見逃さず、適切な対応ができるように、ぜひ最後までお読みください。

◆このサイトでわかる事◆

  • 犬が震えて元気がない時の主な5つの原因
  • 生理的な要因と精神的な要因の違い
  • 中毒や低血糖など緊急性の高いケース
  • 震えがサインとなる可能性のある病気
  • 自宅でできる応急処置とケア方法
  • 動物病院に連れて行くべき症状の目安
  • 震えと痙攣の見分け方

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犬が小刻みに震えて元気がない5つの原因

◆この章のポイント◆

  • 寒さや痛みなど生理的な要因
  • ストレスや不安からくる精神的な震え
  • 中毒や低血糖といった緊急性の高いもの
  • 椎間板ヘルニアなど隠れた病気のサイン
  • 老犬にみられる加齢による筋力低下

寒さや痛みなど生理的な要因

犬が小刻みに震えて元気がない時、まず考えられるのが生理的な要因です。

これらは病気とは直接関係ありませんが、犬の身体が何らかのサインを発している状態といえるでしょう。

最も分かりやすい原因の一つが「寒さ」です。

特にチワワやトイプードルのような小型犬や、イタリアングレーハウンドのような短毛種は寒さに弱い犬種として知られています。

犬は寒さを感じると、人間と同じように筋肉を細かく収縮させて熱を産生しようとします。

これが震えとして現れるわけです。

冬場の散歩後や、室温が低い場所に長時間いた後などに震えが見られる場合は、まず体を温めてあげることを考えましょう。

次に考えられるのが「痛み」です。

犬は言葉で痛みを伝えることができないため、震えが痛みのサインとなることが少なくありません。

例えば、足を引きずっていなくても関節炎や怪我で足が痛む場合、腹痛、歯の痛みなど、体のどこかに不調を抱えている可能性があります。

痛みが原因の場合、震えの他に、体を触られるのを嫌がる、特定の姿勢を避ける、食欲不振などの変化が見られることもあります。

どこか痛がっている様子はないか、慎重に観察することが重要です。

また、病気による「発熱」も震えの原因となります。

感染症などによって熱が上がると、人間が悪寒を感じるのと同じように、犬も震えることがあります。

耳や足の付け根などを触ってみて、いつもより熱く感じる場合は発熱を疑いましょう。

これらの生理的な要因による震えは、原因が解消されれば自然に収まることが多いです。

しかし、痛みが続いている場合や発熱が疑われる場合は、その背景に病気が隠れている可能性もあるため、安易に判断せず、動物病院に相談することをお勧めします。

ストレスや不安からくる精神的な震え

犬が小刻みに震えて元気がない場合、身体的な問題だけでなく、精神的な要因も大きく関わっていることがあります。

犬は非常に繊細な動物であり、ストレスや不安、恐怖といった感情が震えという形で体に現れることは決して珍しくありません。

精神的な震えの最も一般的な原因は「恐怖」です。

例えば、雷や花火の大きな音、掃除機の音、あるいは動物病院での診察などを怖がる犬は多いでしょう。

このような特定の状況下で震えが始まる場合、原因は恐怖心である可能性が高いと考えられます。

恐怖を感じると、犬は体を小さくして震えたり、しっぽを足の間に巻き込んだり、飼い主の後ろに隠れようとしたりする行動を見せることがあります。

また、「不安」も震えの引き金となります。

飼い主と離れることへの分離不安、引っ越しや家族構成の変化といった環境の変化、新しいペットや赤ちゃんが家族に加わったことによる戸惑いなどが、犬にとって大きなストレスとなり得ます。

これらの状況では、震えだけでなく、無駄吠えや破壊行動、トイレの失敗といった問題行動が併発することもあります。

さらに、嬉しい「興奮」が原因で震えることもあります。

飼い主の帰宅時や、大好きなおやつをもらう前、散歩に行く直前などに、期待と興奮から小刻みに震える犬もいます。

この場合の震えは、しっぽを振っていたり、表情が明るかったりするため、ネガティブな震えとは区別しやすいでしょう。

ストレスや不安が原因の震えに対しては、その原因を特定し、できるだけ取り除いてあげることが根本的な解決策となります。

雷や花火など避けられないものに対しては、犬が安心できる静かな場所を用意したり、飼い主が優しく寄り添って落ち着かせたりすることが大切です。

しかし、精神的なストレスが長期間続くと、体調不良につながることもあります。

震えが頻繁に起こる、元気や食欲がなくなるなどの変化が見られる場合は、行動診療を専門とする獣医師に相談することも検討しましょう。

中毒や低血糖といった緊急性の高いもの

犬が小刻みに震えて元気がない時、中には一刻を争う緊急性の高いケースも存在します。

特に注意が必要なのが「中毒」と「低血糖」です。

これらは迅速な対応が愛犬の命を救うことに繋がります。

まず「中毒」ですが、犬にとって有害な食べ物や物質を誤って摂取してしまうことで発症します。

代表的なものには、チョコレート、玉ねぎ、ぶどう、キシリトールガムなどがあります。

また、人間用の医薬品、殺虫剤、不凍液、観葉植物なども中毒の原因となり得ます。

中毒症状は原因物質によって異なりますが、震えや痙攣、嘔吐、下痢、よだれが大量に出る、ぐったりして動かないといった症状が一般的です。

もし愛犬が何かを誤食した可能性がある場合や、原因不明の震えと共にこれらの症状が見られる場合は、ためらわずにすぐに動物病院へ連絡してください。その際、何をいつ、どのくらい食べたか分かれば、よりスムーズな診断と治療に繋がります。

次に「低血糖」です。

これは血液中の糖分濃度が異常に低下する状態で、特に生後3ヶ月未満の子犬や、チワワのような超小型犬で起こりやすいとされています。

空腹時間が長すぎたり、消化器系の病気で栄養が吸収できなかったり、あるいは肝臓の病気などが原因で発症します。

低血糖の症状は、元気消失、ぐったりする、体が冷たくなる、ふらつく、そして震えや痙攣などです。

重症化すると意識を失い、命に関わる危険な状態に陥ります。

もし低血糖が疑われる場合は、応急処置として、ブドウ糖や砂糖水、犬用の栄養補助食品などを歯茎に少量塗りつけて、急いで動物病院へ向かう必要があります。

ただし、意識がない場合は誤嚥の危険があるため、無理に口に入れるのは避けてください。

中毒も低血糖も、飼い主の迅速な判断と行動が非常に重要です。

「様子を見よう」という判断が手遅れに繋がる可能性もあるため、少しでもおかしいと感じたら、まずはかかりつけの動物病院に電話で指示を仰ぐようにしましょう。

椎間板ヘルニアなど隠れた病気のサイン

犬が小刻みに震えて元気がないという症状は、何らかの病気が隠れている重要なサインである可能性があります。

単なる寒さやストレスと自己判断してしまうと、病気の発見が遅れてしまう危険性があります。

震えが症状として現れる代表的な病気の一つに、「椎間板ヘルニア」があります。

背骨の間にある椎間板が変性して飛び出し、脊髄を圧迫する病気で、特にダックスフンドやコーギー、ビーグルなどの犬種で好発します。

椎間板ヘルニアは強い痛みを伴うため、犬は体を動かすのを嫌がり、背中を丸めてじっとしたり、震えたりします。

抱き上げようとするとキャンと鳴く、段差の上り下りをためらうといった行動が見られたら、この病気を疑う必要があります。

また、脳や神経系の病気も震えの原因となります。

例えば、「てんかん」の発作の前兆として震えが見られることがあります。

てんかん発作は、全身が硬直して倒れる、手足をばたつかせるなどの痙攣が特徴ですが、焦点性発作と呼ばれる部分的な発作では、顔や手足だけがピクピクと震えるような症状が見られることもあります。

その他、脳腫瘍や脳炎、小脳の異常(セレbellarアビオトロフィーなど)によっても、体の震えやふらつきといった神経症状が引き起こされることがあります。

さらに、ホルモンの異常も震えと関連しています。

「副腎皮質機能低下症(アジソン病)」は、副腎からのホルモン分泌が不足する病気で、元気消失、食欲不振、嘔吐など、非常にあいまいな症状と共に、虚弱や震えが見られることがあります。

診断が難しい病気の一つですが、治療が遅れると命に関わることがあります。

その他にも、腎臓病や肝臓病が進行し、体内に毒素が溜まること(尿毒症など)で神経症状として震えが出たり、心臓病によって十分な酸素が体に供給されず震えに繋がったりすることもあります。

震えが継続する、日に日にひどくなる、他の症状(食欲不振、嘔吐、麻痺など)を伴う場合は、これらの病気の可能性を考えて、早急に獣医師の診察を受けることが極めて重要です。

老犬にみられる加齢による筋力低下

シニア期に入った犬、いわゆる老犬が小刻みに震えている場合、加齢に伴う身体的な変化が原因であることが考えられます。

若い頃と同じように元気に見えても、犬の体は確実に年を重ねており、様々な変化が現れてきます。

最も一般的な原因は、「筋力の低下」です。

犬も人間と同じように、年を取ると筋肉量が自然と減少していきます。

特に後ろ足の筋力が衰えやすく、立っている状態を維持するだけでも、筋肉に負担がかかり、その疲労から足がぷるぷると震えることがあります。

散歩の途中や、しばらく立った後に震えが見られる場合は、筋力低下の可能性が高いでしょう。

この震えは、犬が痛みを感じているわけではなく、あくまで筋力不足によるものです。

また、加齢に伴い「関節炎」などの痛みを抱える老犬も多くなります。

長年使ってきた関節がすり減り、炎症を起こすことで痛みが生じます。

特に寒い日や雨の日、朝起きた時などに関節がこわばり、痛みから震えることがあります。

震えの他に、歩き方がぎこちない、段差を嫌がる、寝ている時間が増えたなどの変化が見られる場合は、関節の痛みを疑ってみる必要があります。

さらに、老犬では「体温調節機能の低下」も見られます。

若い頃は平気だった温度でも、シニアになると寒さを感じやすくなります。

そのため、少し室温が低いだけでも体が冷えてしまい、体温を上げようとして震えることがあります。

老犬がいる家庭では、室温や湿度の管理にこれまで以上に気を配る必要があるでしょう。

加えて、精神的な要因として「認知機能不全症候群」、いわゆる犬の認知症が関連していることもあります。

認知機能が低下することで、状況が理解できずに不安を感じ、その不安から震えることがあります。

夜鳴きや昼夜逆転、徘徊などの症状と共に震えが見られる場合は、認知機能の低下も考えられます。

老犬の震えは「年のせい」と片付けてしまいがちですが、その背景には痛みや病気が隠れている可能性も十分にあります。

筋力低下を防ぐための適度な運動や、痛みを和らげるサプリメント、体を温める工夫など、生活の質を維持するためのケアが重要です。

気になる震えが続く場合は、一度動物病院で相談し、他の病気が隠れていないか確認してもらうと安心です。

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犬が小刻みに震えて元気がない時の対処法

◆この章のポイント◆

  • まずは試したい自宅でできる応急処置
  • 食欲不振や嘔吐など他の症状をチェック
  • すぐに動物病院へ行くべき危険な症状
  • 震えと間違いやすい痙攣との違い
  • まとめ:犬が小刻みに震えて元気がない時は冷静な観察を

まずは試したい自宅でできる応急処置

愛犬が震えて元気がない姿を見ると、すぐに動物病院へ駆け込みたくなりますが、その前にまず自宅でできる応急処置を試みることで、犬を落ち着かせ、原因を探る手助けになることがあります。

ただし、これから紹介するのは、あくまで意識がはっきりしており、緊急性が低いと判断できる場合の対処法です。

最初に確認すべきは「保温」です。

犬が寒さで震えている可能性を考え、毛布やタオルで優しく体を包んであげましょう。

ペット用のヒーターや湯たんぽを使用するのも効果的ですが、低温やけどを避けるため、必ずタオルで包み、直接犬の皮膚に触れないように注意してください。

室温を快適な温度(一般的に20~25℃程度)に設定することも重要です。

体を温めてあげることで震えが収まるようであれば、原因は寒さだった可能性が高いと判断できます。

次に、「安心できる環境を提供する」ことです。

雷や来客など、何らかのストレスや不安で震えている場合、犬が落ち着ける静かな場所に移動させてあげましょう。

いつも使っているクレートやベッドなど、犬自身の匂いがついた安心できるスペースが理想的です。

飼い主が優しく声をかけながら、ゆっくりと体を撫でてあげることも、犬をリラックスさせるのに役立ちます。

ただし、過度に構いすぎるとかえって興奮させてしまうこともあるため、愛犬の様子を見ながら対応しましょう。

また、子犬や小型犬で「低血糖」が疑われる場合、応急処置として糖分を補給する方法があります。

意識がはっきりしている場合に限り、ブドウ糖や砂糖水、はちみつなどを少量、指にとって歯茎の内側に塗りつけてあげてください。

この処置はあくまで一時的なものであり、必ずその後すぐに動物病院を受診する必要があります。

これらの応急処置を行っている間、飼い主は冷静に愛犬の様子を観察することが何よりも大切です。

震えはいつから始まったか、他に症状はないか、呼びかけに反応するかなどをチェックし、記録しておくと、後に獣医師に説明する際に非常に役立ちます。

応急処置を試みても震えが止まらない、または悪化する、ぐったりしてくるなどの場合は、迷わず動物病院へ向かいましょう。

食欲不振や嘔吐など他の症状をチェック

犬が小刻みに震えて元気がない時、その震えだけに注目するのではなく、他にどのような症状が出ているかを注意深く観察することが、原因を特定し、事態の深刻度を判断する上で非常に重要になります。

一つの症状だけでは判断が難しいことも、複数の症状を組み合わせることで、特定の病気の可能性が見えてくることがあります。

まずチェックしたいのが、「食欲」と「飲水量」の変化です。

いつもは食欲旺盛な愛犬が、ごはんを全く食べない、あるいは食べ渋る「食欲不振」の状態は、体のどこかに不調があるサインです。

消化器系の問題、痛み、発熱など様々な原因が考えられます。

逆に、異常に水をたくさん飲む「多飲」の場合は、腎臓病や糖尿病、クッシング症候群などの可能性が疑われます。

次に、消化器系の症状である「嘔吐」や「下痢」の有無を確認します。

何回吐いたか、吐いたものは何か(未消化のフード、胃液、血など)、便の状態はどうか(水様便、血便、粘液便など)を具体的に観察しましょう。

嘔吐や下痢が続くと脱水症状を引き起こし、特に子犬や老犬では急激に状態が悪化することがあるため注意が必要です。

呼吸の状態も重要なチェックポイントです。

呼吸がいつもより速い、浅い、苦しそうにしている、舌の色が青白い(チアノーゼ)などの症状は、心臓や肺の病気、重度のアナフィラキシーショックなど、緊急性の高い状態を示している可能性があります。

さらに、歩き方や体の動きに異常はないかも確認しましょう。

足を引きずる、ふらつく、立てない、体を触ると痛がる、特定の場所をしきりに舐めるなどの行動は、椎間板ヘルニアや関節炎、怪我など痛みを伴う病気のサインです。

これらの観察した症状は、できるだけ具体的にメモしておくと、動物病院での診察時に役立ちます。「いつから」「どのような症状が」「どのくらいの頻度で」起こっているかを獣医師に正確に伝えることが、迅速で的確な診断につながるのです。

犬は不調を隠そうとする習性があるため、飼い主が日頃から愛犬の様子をよく見て、ささいな変化に気づいてあげることが大切です。

すぐに動物病院へ行くべき危険な症状

犬の震えには様子を見ても良いケースもありますが、中には生命に関わる危険なサインである場合もあります。

飼い主として、どのような症状が見られたらすぐに動物病院へ行くべきかを知っておくことは非常に重要です。

以下に挙げる症状が一つでも見られる場合は、夜間や休日であっても、救急対応可能な動物病院を探して直ちに受診してください。

  • 意識がない、または朦朧としている: 呼びかけに全く反応しない、ぐったりして起き上がれない状態は、極めて危険なサインです。
  • 痙攣が5分以上続く、または短い間隔で繰り返す: 全身が硬直し、手足をばたつかせるような痙攣発作が止まらない場合(てんかん重積状態)、脳に深刻なダメージが残る可能性があります。
  • 呼吸が明らかに苦しそう: 肩で息をしている、口を開けたままハアハアと呼吸が止まらない、舌や歯茎の色が青紫や白っぽい場合は、深刻な呼吸困難や循環不全に陥っています。
  • 激しい嘔吐や下痢が止まらない: 何度も繰り返し吐いたり、水のような下痢が続いたりすると、急激な脱水症状や電解質異常を引き起こし、ショック状態になる危険があります。特に血が混じっている場合は緊急性が高いです。
  • 明らかに強い痛みがある: 触れられるのを極端に嫌がる、甲高い悲鳴をあげる、特定の姿勢から動けないといった様子は、椎間板ヘルニアの重度グレードや骨折、急性膵炎など激しい痛みを伴う病気が考えられます。
  • 体が異常に熱い、または冷たい: 明らかな高熱や、逆に体が冷え切っている低体温の状態は、重度の感染症やショックの兆候です。
  • お腹がパンパンに膨れている: 特に大型犬で、吐こうとしても吐けない様子で落ち着きがなく、お腹が張っている場合は、命に直結する胃拡張・胃捻転症候群の可能性があります。

これらの症状は、いずれも一刻を争う状態です。

「朝まで様子を見よう」という判断が、取り返しのつかない結果に繋がることも少なくありません。

動物病院へ向かう際は、事前に電話をして、犬の状態を伝えてから向かうと、病院側も受け入れ準備ができてスムーズです。

日頃から、かかりつけの病院の診療時間や、夜間救急に対応してくれる病院の連絡先をリストアップして、いつでも確認できるようにしておくことを強くお勧めします。

震えと間違いやすい痙攣との違い

愛犬の体がガクガクと動いている時、それが「震え(振戦)」なのか、それとも緊急性の高い「痙攣(けいれん)」なのかを区別することは、適切な対応をとる上で非常に重要です。

この二つは似ているように見えることがありますが、根本的な原因と対処法が異なります。

「震え」は、筋肉が小刻みに収縮を繰り返すリズミカルな動きです。

重要な特徴は、震えている間も犬の意識ははっきりしているということです。

飼い主の呼びかけに反応しますし、おやつを見せれば目で追うこともできます。

震えの原因は、これまで述べてきたように、寒さ、恐怖、痛み、筋力低下、病気など様々です。

動きを止めようと思えば、ある程度は自分でコントロールできる場合もあります。

一方、「痙攣」は、脳からの異常な電気信号によって、筋肉が本人の意思とは関係なく激しく収縮する状態を指します。

最も大きな違いは、痙攣発作中は犬の意識がない、もしくはないように見えることです。

呼びかけに反応せず、目は開いていても焦点が合っていないように見えます。

全身が硬直して手足を突っ張る(強直性痙攣)や、手足を自転車をこぐようにバタバタさせる(間代性痙攣)といった特徴的な動きが見られます。

また、よだれを大量に流したり、失禁や脱糞を伴ったりすることも少なくありません。

痙攣は、てんかん、脳腫瘍、中毒、重度の低血糖、腎不全や肝不全の末期など、深刻な病気が原因で起こります。

以下の表に、震えと痙攣の主な違いをまとめました。

項目震え(振戦)痙攣(けいれん)
意識ある(呼びかけに反応する)ない、または朦朧としている
動き小刻みでリズミカルな揺れ全身の硬直、手足の突っ張りやバタつき
コントロール自分で止められることがある自分の意思ではコントロールできない
随伴症状特になし(原因による)よだれ、失禁、失神などを伴うことがある

もし愛犬が痙攣発作を起こした場合は、飼い主は慌てずに、まずは犬の周りの危険な物(家具など)をどかし、怪我を防ぐことに専念してください。

発作中に体を揺さぶったり、口に物を入れたりするのは危険なので絶対にやめましょう。

そして、発作が何分続いたかを計り、動画を撮影しておくと、後の診断に非常に役立ちます。

発作が収まった後、または5分以上続く場合は、直ちに動物病院へ連絡してください。

まとめ:犬が小刻みに震えて元気がない時は冷静な観察を

ここまで、犬が小刻みに震えて元気がない時に考えられる原因と、その対処法について詳しく解説してきました。

愛犬の苦しそうな姿を目の当たりにすると、どうしても動揺してしまいますが、そんな時こそ飼い主が冷静になり、的確な状況判断をすることが何よりも大切です。

震えの原因は、心配のいらない生理的なものから、緊急を要する深刻な病気まで実に様々です。

寒さや恐怖といった一時的な原因であれば、環境を整えてあげることで解決します。

しかし、その震えが痛みや病気のサインである可能性も常に念頭に置かなければなりません。

重要なのは、震えという症状だけでなく、他に変化はないか、全身の状態を注意深く観察することです。

食欲、元気、排泄物の状態、歩き方、呼吸の様子など、普段との違いに気づくことが、病気の早期発見につながります。

そして、少しでも「おかしい」と感じたり、危険な症状が見られたりした場合には、決して自己判断で様子を見続けず、速やかに動物病院を受診してください。

その際には、いつから、どのような震えで、他にどんな症状があるのかを具体的に伝えられるよう、メモや動画を用意しておくと診察がスムーズに進みます。

犬が小刻みに震えて元気がないというのは、愛犬が言葉にできない不調を飼い主に向けて発している重要なメッセージです。

そのメッセージを正しく受け取り、適切な行動をとることが、愛犬の健康と命を守ることに繋がります。

この記事で得た知識が、あなたとあなたの大切な家族である愛犬の、健やかな毎日のための一助となれば幸いです。

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本日のまとめ

  • 犬が小刻みに震えて元気がないのは様々な原因のサイン
  • 原因は生理的なものと病的なものに大別される
  • 寒さや痛みは生理的な震えの一般的な原因
  • ストレスや恐怖など精神的な要因でも震える
  • 中毒や低血糖は命に関わるため緊急対応が必要
  • 椎間板ヘルニアなど痛みを伴う病気が隠れていることも
  • 老犬では筋力低下や関節炎が震えの原因になりやすい
  • まずは保温と安心できる環境作りを試みる
  • 震え以外の症状(食欲不振・嘔吐など)がないか確認する
  • 意識消失や呼吸困難など危険な症状は即病院へ
  • 意識の有無で震えと痙攣を見分けることが重要
  • 痙攣は脳の異常が原因でより緊急性が高い
  • 飼い主の冷静な観察が的確な診断につながる
  • 症状の記録や動画撮影は診察時に役立つ
  • 不安な場合は自己判断せず獣医師に相談する

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参考サイト
犬が震える原因とは?病院に連れて行くべき症状、震え予防策を解説【獣医師監修】 – ピースワンコ
犬が小刻みに震える7つの理由とは?普段は元気でも注意すべきケースも! – IDOG&ICAT
犬が震えている!原因や考えられる病気は?【獣医師監修】
犬が震えて元気がない?原因、対処法や震えやすいTop3の犬種も解説|PETTENA
犬が震える原因とは?病院に連れて行くべき症状を獣医師が解説 – PS保険

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