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犬が脱水症状でふらつきは危険!原因と対処法を獣医師が解説

健康
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こんにちは、管理人のdoggoです

愛犬が突然ふらつき始めたら、飼い主さんとしては非常に心配になりますよね。

元気だったはずの愛犬がぐったりしている姿を見ると、何が原因なのか、どうすれば良いのかと不安に駆られることでしょう。

犬が脱水症状でふらつきを見せることは、体からの危険なサインかもしれません。

特に、嘔吐や下痢といった症状が伴う場合や、暑い季節の熱中症が疑われる状況では、迅速な対処法が求められます。

この記事では、犬の脱水症状の具体的な症状や原因、そして飼い主さんが家庭でできる応急処置について詳しく解説します。

また、どのような状態になったらすぐに病院へ連れて行くべきか、その判断基準や病院で行われる点滴などの治療法についても触れていきます。

特に高齢犬(老犬)は脱水症状に陥りやすいため、日頃からの予防策や水分補給の工夫が重要です。

さらに、脱水症状の裏には腎臓病などの重大な病気が隠れている可能性もあります。

愛犬の命を守るために、正しい知識を身につけ、いざという時に落ち着いて行動できるように準備しておきましょう。

◆このサイトでわかる事◆

  • 犬が脱水症状でふらつく原因と危険なサイン
  • 自宅でできる簡単な脱水症状のチェック方法
  • 熱中症や嘔吐、下痢が原因の場合の応急処置
  • 高齢犬が脱水症状になりやすい理由と注意点
  • 動物病院へ連れて行くべき症状の判断基準
  • 家庭でできる効果的な水分補給の工夫と予防策
  • 脱水の裏に隠れている可能性のある病気について

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  1. 犬が脱水症状でふらつきを見せる危険なサイン
    1. 自宅でできる脱水症状のチェック方法
      1. 皮膚の弾力テスト(スキン・テンティング)
      2. 歯茎の色と湿り気の確認
    2. ふらつき以外の症状と緊急性のサイン
      1. 脱水症状でみられる一般的な症状
      2. 緊急性が高い危険なサイン
    3. 嘔吐や下痢が脱水を引き起こす原因
      1. 体からの水分と電解質の喪失
      2. 嘔吐や下痢を引き起こす原因
    4. 熱中症が疑われる場合の応急処置
      1. 熱中症の初期症状
      2. 動物病院へ行く前の応急処置
      3. 応急処置における注意点
    5. 高齢犬(老犬)が特に注意すべき理由
      1. 身体機能の低下
      2. 行動の変化や病気の影響
  2. 犬が脱水症状でふらつきのある時の対処法と予防策
    1. まず飼い主ができる水分補給の工夫
      1. 飲水量を増やすための工夫
      2. 食事からの水分摂取
      3. 水分補給用アイテムの活用
    2. 動物病院へ行くべきかどうかの判断基準
      1. すぐに動物病院へ行くべき症状
      2. 当日中、または翌日までに受診を検討すべき症状
    3. 病院で行われる点滴などの治療法
      1. 皮下輸液(皮下点滴)
      2. 静脈内輸液(静脈点滴)
    4. 腎臓病など隠れた病気の可能性
      1. 慢性腎臓病
      2. 糖尿病
      3. その他の病気
    5. 日常生活でできる脱水症状の予防
      1. 水分摂取を習慣づける環境づくり
      2. 環境の管理と体調のモニタリング
      3. 定期的な健康診断
    6. まとめ:犬が脱水症状でふらつきは早期発見が鍵

犬が脱水症状でふらつきを見せる危険なサイン

◆この章のポイント◆

  • 自宅でできる脱水症状のチェック方法
  • ふらつき以外の症状と緊急性のサイン
  • 嘔吐や下痢が脱水を引き起こす原因
  • 熱中症が疑われる場合の応急処置
  • 高齢犬(老犬)が特に注意すべき理由

犬の体は約60%以上が水分で構成されており、この水分がわずかでも失われると、体の機能に重大な影響を及ぼす可能性があります。

特に、犬が脱水症状でふらつきを示す場合、それは体内の水分バランスが著しく崩れている証拠であり、極めて危険な状態と言えるでしょう。

この章では、飼い主さんがいち早く愛犬の異変に気づけるよう、脱水症状の具体的なサインやチェック方法、そして緊急を要する症状について詳しく解説していきます。

早期発見と適切な初期対応が、愛犬の命を救う鍵となります。

自宅でできる脱水症状のチェック方法

愛犬の様子がいつもと違うと感じたとき、脱水症状を疑う飼い主さんは多いでしょう。

動物病院に連れて行くべきか判断するためにも、まずは自宅でできる簡単なチェック方法を知っておくことが非常に重要です。

ここでは、代表的な2つのチェック方法「皮膚の弾力テスト」と「歯茎の状態確認」について、具体的な手順と見るべきポイントを解説します。

皮膚の弾力テスト(スキン・テンティング)

犬の脱水状態を測る最も簡単な方法の一つが、皮膚の弾力性を確認するテストです。

これは「スキン・テンティング」や「ツルゴールテスト」とも呼ばれています。

手順は以下の通りです。

  • 犬の首の後ろや背中の皮膚を、肩甲骨の間あたりで優しくつまみ上げます。

  • つまみ上げた皮膚をそっと離し、元の状態に戻るまでの時間を確認します。

健康な犬の場合、皮膚はつまんで離すとすぐに元に戻ります。

しかし、脱水症状が進行している犬の場合、皮膚の弾力性が失われているため、元に戻るまでに時間がかかります。

もし、皮膚が元に戻るのに2〜3秒以上かかる、あるいはつまんだ形のまま(テント状)戻らない場合は、中程度から重度の脱水が疑われます。

ただし、この方法は高齢犬や、もともと皮膚のたるみがある犬種(シャー・ペイなど)、あるいは痩せている犬では正確な判断が難しい場合がありますので、あくまで目安の一つとして考えましょう。

歯茎の色と湿り気の確認

次に行うべきチェックは、口の中、特に歯茎の状態を確認することです。

歯茎は毛細血管が集中しており、体の循環状態を反映しやすい部位です。

確認するポイントは「色」と「湿り気」です。

  • 歯茎の色:健康な犬の歯茎はきれいなピンク色をしています。

    脱水が進むと血流が悪化し、歯茎が白っぽく見えたり、逆にドロッとした血液で赤黒く見えたりすることがあります。

  • 歯茎の湿り気:健康な犬の口内は唾液で潤っています。

    指で歯茎をそっと触ってみてください。

    もし歯茎がネバネバしていたり、乾いていたりする場合は、脱水症状のサインです。

    唾液が糸を引くような状態も、水分不足を示唆しています。

さらに、「毛細血管再充満時間(CRT)」というチェック方法も有効です。

これは、歯茎を指で数秒間白くなるまで圧迫し、指を離してから元のピンク色に戻るまでの時間を計るものです。

健康な状態であれば1〜2秒以内に色は戻りますが、2秒以上かかる場合は血行が悪化しており、脱水やショック状態が疑われます。

これらのチェックは、愛犬に負担をかけずにできる非常に有効な方法です。

日頃から健康な状態の皮膚の弾力や歯茎の色を把握しておき、いざという時に変化に気づけるようにしておくことが大切です。

ふらつき以外の症状と緊急性のサイン

犬が脱水症状でふらつきを見せている時点で、すでにある程度症状が進行していると考えられます。

ふらつきは、体内の電解質バランスの乱れや血圧の低下によって、脳への血流が不足することで引き起こされるため、軽視できません。

しかし、脱水症状のサインはふらつきだけではありません。

ここでは、ふらつき以外に見られる症状と、特に緊急性が高く、一刻も早く動物病院を受診すべき危険なサインについて解説します。

脱水症状でみられる一般的な症状

脱水の初期から中期にかけて、以下のような症状が見られることがあります。

複数の症状が当てはまる場合は注意が必要です。

  • 元気がない・ぐったりしている:いつものように遊ばない、呼んでも反応が鈍い、寝てばかりいるなど、活動性の低下が見られます。

  • 食欲不振:大好きなおやつやご飯を食べようとしない状態です。

    脱水による気分の悪さや消化機能の低下が原因と考えられます。

  • 口の中がネバネバする:前述の通り、唾液が濃縮され、粘り気が強くなります。

  • 目がくぼんで見える:眼球の後ろにある脂肪組織の水分が失われることで、目が落ちくぼんだように見えます。

  • 鼻が乾いている:通常、犬の鼻は湿っていますが、脱水すると乾いてひび割れることがあります。

  • 尿の量が減る・色が濃くなる:体内の水分を保持しようとするため、腎臓が尿の生成を抑制します。

    その結果、尿の回数や量が減り、色は濃い黄色やオレンジ色になります。

緊急性が高い危険なサイン

以下の症状が見られる場合、脱水が重度に進行し、命に関わるショック状態に陥っている可能性があります。

これらのサインは、まさに時間との勝負です。

ためらわずに、すぐに夜間救急を含む動物病院に連絡し、指示を仰いでください。

  • 呼吸が速い、または浅い:ハッハッと苦しそうな呼吸(パンティング)が続く、または呼吸が弱々しく浅い状態です。

    体が酸素不足に陥っているサインです。

  • 心拍数が速い:安静にしているにも関わらず、心臓がドキドキと速く打っている状態です。

    血圧を維持しようと心臓が過剰に働いています。

  • 歯茎が真っ白または紫色歯茎が白くなるのは重度の貧血や末梢血管の収縮を示し、紫色(チアノーゼ)は極度の酸素不足を示唆する非常に危険な状態です。

  • 体が冷たい:特に足先や耳の先が冷たく感じられる場合、末端の血流が著しく低下している証拠です。

  • ぐったりして起き上がれない・意識が朦朧としている:呼びかけにほとんど反応しない、体を支えられず倒れてしまうなど、意識レベルの低下が見られる場合は極めて危険です。

  • けいれん:電解質の異常が脳に影響を及ぼし、けいれん発作を引き起こすことがあります。

これらの緊急サインを一つでも見つけたら、自己判断で様子を見るのは絶対に避けてください。

動物病院へ向かう車内でも、愛犬の状態を注意深く観察し続けることが大切です。

嘔吐や下痢が脱水を引き起こす原因

犬の脱水症状の最も一般的な原因の一つが、嘔吐と下痢です。

これらの症状は、体から直接的に水分と電解質(ナトリウム、カリウム、クロールなど)を大量に失わせるため、急速に脱水が進行するリスクがあります。

なぜ嘔吐や下痢が脱水に直結するのか、そのメカニズムと背景にある病気について理解を深めましょう。

体からの水分と電解質の喪失

私たちの体は、常に一定の水分量と電解質バランスを保つことで正常に機能しています。

しかし、嘔吐や下痢が起こると、このバランスが大きく崩れます。

  • 嘔吐による喪失:嘔吐物は、飲んだ水や食べ物だけでなく、胃液や十二指腸液といった消化液も大量に含んでいます。

    これらの消化液には水分と電解質が豊富に含まれているため、繰り返し嘔吐することで、これらがごっそりと体外へ排出されてしまいます。

  • 下痢による喪失:下痢便、特に水様性の下痢は、そのほとんどが水分です。

    通常、腸管で再吸収されるはずの水分が、腸の炎症や蠕動運動の異常によって吸収されずに排出されてしまいます。

    これもまた、大量の水分と電解質の喪失につながります。

さらに、嘔吐や下痢をしている犬は、吐き気や腹痛から食欲がなくなり、水を飲むことさえ嫌がることが少なくありません。

つまり、「体からの排出は増える」一方で「口からの摂取は減る」という負のスパイラルに陥り、脱水症状が急速に悪化するのです。

嘔吐や下痢を引き起こす原因

嘔吐や下痢は、それ自体が病気ではなく、何らかの異常を示す症状です。

その原因は多岐にわたりますが、代表的なものを以下に挙げます。

  • 食事性の原因:食べ慣れないものを食べた、腐敗したものを口にした、アレルギー、拾い食いなどが原因で、一過性の胃腸炎を起こすことがあります。

  • 感染症:ウイルス(パルボウイルス、ジステンパーウイルスなど)、細菌(サルモネラ、カンピロバクターなど)、寄生虫(回虫、ジアルジアなど)に感染すると、激しい嘔吐や下痢を引き起こします。

    特に子犬では命に関わることがあります。

  • 誤飲・誤食:おもちゃの破片、石、布、植物、化学物質などを飲み込んでしまうと、腸閉塞や中毒を起こし、嘔吐の原因となります。

  • 内臓疾患:膵炎、腎臓病、肝臓病、糖尿病性ケトアシドーシス、子宮蓄膿症、腫瘍など、様々な内臓の病気が嘔吐や下痢の症状を示すことがあります。

  • ストレス:環境の変化(引っ越し、ペットホテルなど)や強い恐怖などが原因で、胃腸の動きが乱れ、下痢や嘔吐をすることがあります。

嘔吐や下痢が一度きりで、犬がその後ケロッとして元気や食欲がある場合は、少し様子を見ても良いかもしれません。

しかし、何度も繰り返す、ぐったりしている、血が混じっている、腹部を痛がるなどの様子が見られる場合は、脱水症状の進行だけでなく、重篤な病気が隠れている可能性が高いため、速やかに動物病院を受診してください。

熱中症が疑われる場合の応急処置

夏の暑い日や、湿度の高い環境で犬がふらつき始めた場合、真っ先に疑うべきは熱中症です。

熱中症は、体温調節機能が破綻し、高体温によって全身の臓器にダメージが及ぶ非常に危険な状態で、重度の脱水を伴います。

進行が非常に速く、文字通り命を争う状況になるため、飼い主さんによる迅速かつ適切な応急処置が極めて重要になります。

熱中症の初期症状

熱中症を早期に発見するために、以下の初期症状に注意してください。

  • 激しいパンティング(ハッハッという浅く速い呼吸)

  • 大量のよだれ

  • 落ち着きがなく、ウロウロする

  • 目の粘膜や舌が真っ赤になる

これらの症状が見られたら、すぐに涼しい場所へ移動させ、体を冷やす応急処置を開始する必要があります。

動物病院へ行く前の応急処置

熱中症が疑われる場合、まず最優先すべきは「体を冷やすこと」です。

動物病院へ連絡し、指示を仰ぎながら、移動中も体を冷やし続けます。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 涼しい場所へ移動:すぐにエアコンの効いた室内や車内、日陰で風通しの良い場所へ犬を移動させます。

  • 体を水で濡らす常温の水道水を、全身にゆっくりとかけて濡らします。

    特に、首周り、脇の下、内股の付け根など、太い血管が体表近くを通っている場所を重点的に冷やすと効果的です。

    急激に冷やしすぎると血管が収縮し、逆に熱がこもってしまうため、氷水や冷たすぎる水の使用は避けてください。

  • 風を送る:濡らした体に、うちわや扇風機で風を送り、気化熱によって体温が下がるのを助けます。

    車のエアコンの風を当てるのも良いでしょう。

  • 水分補給:犬に意識があり、自力で水を飲めるようなら、新鮮な水を与えてください。

    ただし、意識が朦朧としている場合に無理やり飲ませると、誤嚥して肺炎を起こす危険があるため絶対にやめましょう。

応急処置における注意点

応急処置を行う際には、いくつか注意すべき点があります。

  • 冷やしすぎない:応急処置の目的は、あくまで危険な高体温(41℃以上)から安全な体温(39℃台)まで下げることです。

    体温を下げすぎると、今度は低体温症という別の危険な状態に陥ってしまいます。

    もし体温計があれば、こまめに体温を測り、39.5℃程度まで下がったら冷やすのをやめ、濡れた体をタオルで拭いてあげましょう。

  • 必ず動物病院へ応急処置によって犬の意識がはっきりし、元気を取り戻したように見えても、必ず動物病院を受診してください。

    熱中症は、高体温によって内臓(特に腎臓や脳)にダメージを与えている可能性があり、数日経ってから症状が悪化することがあります。

    病院での点滴や血液検査が必要です。

熱中症は予防が何よりも重要です。

暑い時間帯の散歩を避ける、車内に絶対に置き去りにしない、室内でも風通しを良くし水分を十分に与えるなど、日頃から対策を徹底しましょう。

高齢犬(老犬)が特に注意すべき理由

高齢犬(老犬)は、成犬に比べて脱水症状に陥りやすい傾向があります。

若い頃と同じように生活しているつもりでも、加齢に伴う体の様々な変化によって、気づかないうちに水分不足が進行してしまうのです。

愛犬がシニア期に入ったら、これまで以上に水分管理に気を配る必要があります。

ここでは、高齢犬が脱水症状を起こしやすい主な理由を解説します。

身体機能の低下

加齢とともに、犬の体には様々な生理的な変化が現れます。

これらが複合的に影響し、脱水のリスクを高めます。

  • 喉の渇きを感じにくくなる:人間と同じように、犬も高齢になると喉の渇きに対する感覚が鈍くなります。

    体は水分を欲しているのに、そのサインを脳がうまくキャッチできず、自発的に水を飲む回数や量が減ってしまいます。

  • 腎機能の低下腎臓は、体内の水分量を調節し、尿を濃縮して水分の再吸収を行う重要な臓器です。

    しかし、高齢になると腎機能が徐々に低下し、尿を濃縮する能力が衰えてきます。

    その結果、薄い尿をたくさんするようになり(多飲多尿)、体から水分が失われやすくなります。

    これは慢性腎臓病の初期症状でもあります。

  • 体内の水分貯留能力の低下:若い犬に比べて、高齢犬は筋肉量が減少し、脂肪の割合が増える傾向にあります。

    筋肉は多くの水分を蓄える組織ですが、脂肪組織はほとんど水分を含みません。

    そのため、体全体として水分を保持する能力が低下してしまうのです。

行動の変化や病気の影響

身体機能だけでなく、行動の変化や持病も脱水のリスクを高める要因となります。

  • 運動量の低下:関節炎などの痛みや体力の衰えから、動くのが億劫になり、水飲み場まで行く回数が減ってしまうことがあります。

    特に寝たきりの状態になると、完全に飼い主さんの介助に頼ることになります。

  • 食欲の低下:加齢により嗅覚や味覚が衰えたり、歯周病などで口の中に痛みがあったりすると、食欲が落ちることがあります。

    犬は食事(特にウェットフード)からも多くの水分を摂取しているため、食事量が減ることは水分摂取量の減少に直結します。

  • 持病の影響慢性腎臓病のほかにも、糖尿病、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、心臓病など、高齢犬に多い病気は多飲多尿を症状とすることが多く、脱水のリスクを高めます。

    また、これらの病気の治療薬(利尿剤など)が、さらに脱水を助長することもあります。

このように、高齢犬は様々な要因から常に脱水と隣り合わせの状態にあります。

飼い主さんは、愛犬がいつでも新鮮な水にアクセスできるように水飲み場を複数設置したり、ウェットフードを活用したり、食事に水分を加えたりするなど、意識的に水分を摂取させる工夫が必要です。

定期的な健康診断で腎機能などをチェックすることも、脱水の早期発見と予防につながります。

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犬が脱水症状でふらつきのある時の対処法と予防策

◆この章のポイント◆

  • まず飼い主ができる水分補給の工夫
  • 動物病院へ行くべきかどうかの判断基準
  • 病院で行われる点滴などの治療法
  • 腎臓病など隠れた病気の可能性
  • 日常生活でできる脱水症状の予防
  • まとめ:犬が脱水症状でふらつきは早期発見が鍵

愛犬に脱水のサインが見られたとき、飼い主さんとして何ができるのでしょうか。

特に、犬が脱水症状でふらつきを見せている場合、冷静な判断と迅速な行動が求められます。

この章では、脱水が疑われる状況で飼い主さんが取るべき具体的な対処法から、日頃から実践できる予防策までを網羅的に解説します。

動物病院へ行くべきかどうかの見極め方や、病院での治療法、そして脱水の背景に隠れている可能性のある病気についても理解を深め、愛犬の健康を守るための知識を身につけましょう。

まず飼い主ができる水分補給の工夫

愛犬が軽度の脱水症状を起こしている場合や、夏バテ気味で飲水量が減っているときなど、動物病院へ行くほどではないものの水分補給を促したい場面は多くあります。

犬が自力で水を飲める状態であることが前提ですが、少しの工夫で効果的に水分を摂取させることができます。

ただし、嘔吐を繰り返している場合や、ぐったりして元気がない場合は、自己判断で水分を与えるとかえって状態を悪化させることもあるため、まずは動物病院に相談してください。

飲水量を増やすための工夫

まずは、犬がいつでも好きな時に水を飲める環境を整えることが基本です。

  • 新鮮な水を常に用意する:水の器は毎日洗い、常に新鮮な水を入れておきましょう。

    特に夏場は水が傷みやすいので、1日に数回交換するのが理想です。

  • 水飲み場を増やす:リビング、寝室、廊下など、家の複数箇所に水飲み場を設置することで、犬が移動した先々で気軽に水を飲めるようになります。

    特に高齢犬には効果的です。

  • 器を変えてみる:陶器製、ステンレス製、プラスチック製など、器の素材や形、大きさによって犬の好みが分かれることがあります。

    いくつか試してみるのも良いでしょう。

食事からの水分摂取

犬は食事からも多くの水分を摂取します。

ドライフードが主食の場合、食事に水分をプラスする工夫が有効です。

  • ドライフードをふやかす:いつものドライフードに、ぬるま湯をかけてふやかして与えます。

    これにより食事と同時に水分が摂れるだけでなく、香りが立って食欲増進にもつながります。

  • ウェットフードの活用:ウェットフード(缶詰やパウチ)は、その約80%が水分です。

    ドライフードにトッピングしたり、主食をウェットフードに切り替えたりするのも非常に効果的な方法です。

  • スープやゆで汁を加える鶏のささみや野菜を茹でた、味付けをしていないスープ(ゆで汁)をフードにかけるのも良い方法です。

    肉や野菜の風味が加わることで、犬の食欲を刺激します。

水分補給用アイテムの活用

水や食事以外にも、水分補給を助けるアイテムがあります。

  • 犬用の経口補水液やミルク:ペットショップや動物病院では、脱水時に失われがちな電解質や栄養素を補給できる犬用の経口補水液や、嗜好性の高いヤギミルクなどが販売されています。

    これらを水代わりに与えるのも一つの手です。

    ただし、腎臓病などの持病がある場合は、成分が体に合わない可能性もあるため、使用前に獣医師に相談しましょう。

  • 水分含有量の多い野菜や果物:おやつとして、キュウリ、スイカ、リンゴなどを少量与えるのも水分補給になります。

    ただし、与えすぎは下痢の原因になりますし、犬に与えてはいけないもの(ぶどう、玉ねぎなど)もあるため、事前にしっかり確認が必要です。

これらの工夫は、あくまで犬に元気と食欲がある場合に限られます。

ふらつきが見られる、ぐったりしているなど、明らかに体調が悪い場合は、速やかに獣医師の診察を受けてください。

動物病院へ行くべきかどうかの判断基準

愛犬の体調が悪いとき、特に脱水が疑われる症状が見られる場合、「もう少し様子を見ても大丈夫だろうか」「すぐに病院へ行くべきか」と迷う飼い主さんは少なくありません。

しかし、犬の脱水症状、特にふらつきを伴う場合は、判断の遅れが命取りになることもあります。

ここでは、飼い主さんが冷静に判断を下せるよう、動物病院へ連れて行くべき症状の具体的な基準を解説します。

すぐに動物病院へ行くべき症状

以下の症状が一つでも見られる場合は、様子見は禁物です。

緊急性が非常に高い状態と考え、夜間や休日であっても救急対応可能な動物病院を探して、すぐに連絡・受診してください。

  • ふらつき、立てない、ぐったりして動けない:犬が脱水症状でふらつきを見せている時点で、中程度以上の脱水が疑われます。

    自力で立てない、起き上がれない場合は重度の脱水やショック状態の可能性があります。

  • 意識が朦朧としている、呼びかけへの反応が鈍い:意識レベルの低下は、脳への血流不足や電解質異常を示唆する極めて危険なサインです。

  • 嘔吐や下痢が止まらない1日に何度も嘔吐や下痢を繰り返す場合、急速に体内の水分が失われ、脱水が深刻化します。

    特に吐瀉物や便に血が混じっている場合は、消化管の深刻なダメージが考えられます。

  • 呼吸が異常に速い、または苦しそう:安静時にも関わらず、浅く速い呼吸(パンティング)が続いたり、ゼーゼーと苦しそうな呼吸をしたりしている場合、循環不全や酸素不足が疑われます。

  • 歯茎の色が白い、青紫色、または乾燥している:前述の通り、歯茎の色は循環状態を示す重要なバロメーターです。

    ピンク色でない場合は危険信号です。

  • 体が冷たい、または異常に熱い:ショック状態では血行不良で体温が下がり、熱中症や感染症では高熱が出ます。

    どちらも危険な状態です。

当日中、または翌日までに受診を検討すべき症状

緊急性は高くないものの、脱水につながる可能性のある症状が見られる場合は、早めに獣医師の診察を受けることをお勧めします。

  • 食欲不振や元気の低下が24時間以上続く

  • 水を飲む量が明らかに減っている

  • 1〜2回の嘔吐や下痢があったが、その後は落ち着いているものの、なんとなく元気がない

  • 尿の量が少ない、または色が濃い状態が続く

迷ったときの判断基準は、「いつもと違う状態が続いているかどうか」です。

飼い主さんが「何かおかしい」と感じる直感は、多くの場合正しいものです。

特に子犬や高齢犬、持病のある犬は、状態が急変しやすいため、より慎重な判断が求められます。

受診を迷う場合は、まず動物病院に電話で相談し、症状を具体的に伝えて獣医師の指示を仰ぐのが最も安全で確実な方法です。

病院で行われる点滴などの治療法

動物病院に到着し、診察の結果、中程度から重度の脱水症状と診断された場合、速やかに水分と電解質を補給するための治療が開始されます。

家庭での経口水分補給では追いつかない、あるいは不可能な状態であるため、医療的な介入が必要となるのです。

主な治療法は「輸液療法」、いわゆる点滴です。

ここでは、病院で行われる代表的な輸液療法の種類と、その目的について解説します。

皮下輸液(皮下点滴)

皮下輸液は、比較的軽度から中程度の脱水症状で、入院するほどではない場合によく用いられる方法です。

  • 方法:犬の首の後ろから背中にかけての、皮膚に余裕がある部分の皮下に、注射針を使って輸液剤を投与します。

    投与された輸液剤は、皮下組織に一時的にこぶのように溜まり、そこから時間をかけてゆっくりと毛細血管に吸収されていきます。

  • メリット:処置が短時間(数分程度)で済み、犬への負担が比較的少ないため、日帰りでの治療が可能です。

    慢性腎臓病の犬などで、定期的な水分補給が必要な場合に、飼い主さんが自宅で行うよう指導されることもあります。

  • デメリット吸収されるまでに時間がかかるため、重度の脱水やショック状態など、緊急性が高い場合には適していません。

    また、一度に投与できる量にも限界があります。

静脈内輸液(静脈点滴)

犬が脱水症状でふらつきを見せるような重度の脱水、ショック状態、または緊急手術が必要な場合などには、静脈内輸液が選択されます。

  • 方法:犬の前足や後ろ足、首などの血管(静脈)に、留置針という柔らかいカテーテルを挿入し、そこから輸液ポンプなどを使って持続的に輸液剤を投与します。

    この治療を行うには、基本的に入院が必要となります。

  • メリット輸液剤が直接血管内に入るため、吸収が非常に速く、効果が迅速に現れます。

    これにより、血圧の維持、循環血液量の回復、全身の臓器への血流改善が期待できます。

    投与量や速度を正確にコントロールできるため、重篤な状態の管理に適しています。

  • デメリット:血管にカテーテルを入れる処置が必要で、犬が動かないように管理する必要があるため、入院管理が必須です。

    皮下輸液に比べて費用も高くなります。

輸液療法と並行して、脱水の原因となっている病気(胃腸炎、腎臓病、熱中症など)に対する治療も行われます。

例えば、吐き気止めや下痢止めの投与、抗生物質による感染症の治療、血液検査による電解質バランスの補正など、原因に応じた多角的なアプローチが取られます。

獣医師は、犬の体重、脱水の程度、年齢、基礎疾患などを総合的に評価し、最適な治療計画を立ててくれます。

腎臓病など隠れた病気の可能性

犬の脱水症状は、単なる水分不足だけでなく、体の内部で進行している何らかの病気のサインとして現れることがあります。

特に、繰り返し脱水を起こす、あるいは水をたくさん飲んでいるのに脱水気味であるといった場合には、背景に重大な病気が隠れている可能性を疑う必要があります。

ここでは、脱水症状を引き起こす代表的な病気について解説します。

慢性腎臓病

高齢犬の脱水症状の原因として最も多いものの一つが、慢性腎臓病です。

腎臓は、血液をろ過して老廃物を尿として排泄するだけでなく、体内の水分バランスを調整する重要な役割を担っています。

  • 症状のメカニズム:腎機能が低下すると、尿を濃縮する能力が衰え、薄い尿を大量に排泄するようになります(多尿)。

    体は失われた水分を補おうとして、水をたくさん飲むようになります(多飲)。

    しかし、病気が進行すると、飲む水の量よりも出ていく尿の量が多くなり、慢性的な脱水状態に陥ってしまいます。

  • その他の症状:食欲不振、体重減少、嘔吐、元気消失、貧血、口臭(アンモニア臭)などが見られます。

慢性腎臓病は完治が難しい病気ですが、早期に発見し、食事療法や投薬、定期的な輸液療法などを行うことで、進行を遅らせ、生活の質を維持することが可能です。

糖尿病

糖尿病も、多飲多尿を引き起こし、結果として脱水につながる代表的な病気です。

  • 症状のメカニズム:インスリンの作用不足により血液中の糖分(血糖)が多くなりすぎると、尿中に糖が漏れ出します。

    尿中の糖は、浸透圧の力で体内の水分を一緒に尿として排泄させてしまうため、尿量が異常に増えます(多尿)。

    その結果、喉が渇き、大量の水を飲むようになります(多飲)。

  • その他の症状:たくさん食べるのに痩せてくる、白内障による目の白濁などが見られます。

    重症化すると、ケトン体という毒素が体に溜まる「糖尿病性ケトアシドーシス」という危険な状態に陥り、嘔吐や脱水、意識障害を引き起こします。

その他の病気

上記以外にも、脱水の原因となる病気は様々です。

  • クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症):副腎からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される病気で、多飲多尿、多食、腹部膨満、脱毛などの症状を示します。

  • 子宮蓄膿症:避妊手術をしていないメス犬に起こる病気で、子宮内に細菌が感染し膿が溜まります。

    発熱、元気消失、食欲不振、嘔吐、陰部からの膿の排出などが見られ、細菌が出す毒素の影響で多飲多尿となり、重度の脱水を起こします。

    緊急手術が必要な命に関わる病気です。

  • 消化器系の病気:急性膵炎や炎症性腸疾患(IBD)など、持続的な嘔吐や下痢を引き起こす病気は、当然ながら脱水の直接的な原因となります。

犬が脱水症状でふらつきなどの症状を見せた場合、その背景にこのような病気が隠れていないか、動物病院で血液検査や尿検査、超音波検査などを行って詳しく調べることが非常に重要です。

原因を特定し、その病気に対する根本的な治療を始めることが、脱水の再発を防ぐ最善の策となります。

日常生活でできる脱水症状の予防

愛犬を脱水症状の危険から守るためには、日々の生活の中でのちょっとした心がけや工夫が非常に重要です。

病気を未然に防ぎ、万が一体調を崩した際にも早期に発見できるような環境を整えてあげることが、飼い主さんの大切な役割です。

ここでは、日常生活の中で実践できる具体的な脱水症状の予防策をいくつか紹介します。

水分摂取を習慣づける環境づくり

最も基本的な予防策は、犬がいつでも十分に水分を摂れる環境を維持することです。

  • 常に新鮮な水を用意:水の器は常に清潔に保ち、新鮮な水を切らさないようにしましょう。

    特に夏場や暖房の効いた冬の室内では、水の減りが早いので注意が必要です。

  • 複数の水飲み場:家の中に水飲み場を複数設置し、愛犬がどこにいても気軽に水にアクセスできるようにします。

    高齢犬や足腰の弱い犬にとっては特に有効です。

  • 食事からの水分補給:ドライフードにぬるま湯を加えたり、ウェットフードを食事に取り入れたりすることで、無理なく水分摂取量を増やすことができます。

  • 散歩中の水分補給:散歩やドッグランなど、外出時には必ず飲み水を持参し、こまめに水分補給の機会を作りましょう。

    特に夏場は必須です。

環境の管理と体調のモニタリング

犬が生活する環境を適切に管理し、日々の体調変化に気を配ることも、脱水予防には欠かせません。

  • 温度・湿度の管理特に夏場は、エアコンやクールマットなどを活用して、犬が快適に過ごせる室温(25〜28℃程度)を保ちましょう。

    閉め切った室内や車内は、短時間でも非常に高温になり、熱中症のリスクが極めて高まります。

  • 日々の健康チェック:愛犬と毎日触れ合う中で、元気や食欲、飲水量、尿や便の状態を観察する習慣をつけましょう。

    「いつもより水を飲む量が多い・少ない」「尿の色が濃い」など、些細な変化が病気の早期発見につながります。

    また、定期的に皮膚の弾力や歯茎の色をチェックするのも良いでしょう。

  • 適度な運動:適度な運動は、食欲を増進させ、健康維持に役立ちます。

    ただし、暑い時間帯の激しい運動は避け、犬の年齢や体力に合わせた無理のない範囲で行いましょう。

定期的な健康診断

症状が現れていなくても、定期的に動物病院で健康診断を受けることは、脱水の原因となる病気の早期発見・早期治療に不可欠です。

特に7歳以上のシニア期に入ったら、年に1〜2回の健康診断が推奨されます。

血液検査や尿検査によって、腎臓病や糖尿病などの病気を初期段階で発見できる可能性があります。

これらの予防策は、特別なことではありません。

日々の愛情のこもったお世話の延長線上にあります。

愛犬が快適で健康な毎日を送れるよう、今日からできることを始めてみましょう。

まとめ:犬が脱水症状でふらつきは早期発見が鍵

ここまで、犬が脱水症状でふらつきを見せる際の危険性、原因、対処法、そして予防策について詳しく解説してきました。

愛犬のふらつきは、体からのSOSサインであり、その裏には単なる水分不足だけでなく、熱中症や消化器疾患、さらには腎臓病や糖尿病といった重大な病気が隠れている可能性があります。

飼い主さんにとって最も重要なことは、愛犬の「いつもと違う」にいち早く気づき、冷静に状態を評価し、必要であればためらわずに動物病院を受診することです。

自宅でできる皮膚の弾力チェックや歯茎の色の確認方法は、いざという時の判断材料として非常に役立ちます。

日頃から愛犬の健康な状態を把握しておくことで、小さな変化にも気づきやすくなるでしょう。

また、嘔吐や下痢、熱中症が疑われる場合の応急処置を知っておくことは、愛犬の命を救うことにつながります。

特に高齢犬は脱水に陥りやすいため、日々の生活の中で水分摂取を促す工夫や、快適な環境づくりを心がけることが大切です。

そして何よりも、定期的な健康診断は、脱水の原因となる病気の早期発見に不可欠です。

愛犬が言葉で不調を訴えることはできません。

だからこそ、私たち飼い主がそのサインを見逃さず、適切な行動をとることが求められます。

犬が脱水症状でふらつきという事態に直面したとき、この記事で得た知識が、あなたと愛犬を助ける一助となることを心から願っています。

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本日のまとめ

  • 犬のふらつきは脱水症状の危険なサイン
  • 自宅でのチェックは皮膚の弾力と歯茎の色が重要
  • 元気消失や食欲不振も脱水の初期症状
  • ぐったりして立てない場合は緊急事態
  • 嘔吐や下痢は水分と電解質を急激に失う原因
  • 熱中症が疑われる場合はまず体を冷やす応急処置
  • 応急処置後も必ず動物病院を受診することが大切
  • 高齢犬は喉の渇きを感じにくく脱水になりやすい
  • 腎機能の低下も高齢犬の脱水リスクを高める
  • 軽度の脱水にはウェットフードやスープが有効
  • ふらつきや繰り返す嘔吐が見られたら即病院へ
  • 病院では皮下点滴や静脈点滴による治療が行われる
  • 脱水の裏には腎臓病や糖尿病が隠れている可能性も
  • 日頃からの水分補給と環境管理が最善の予防策
  • 定期的な健康診断で病気の早期発見を心がける

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参考サイト
犬の脱水症状の原因とは?病院に連れて行くべき症状を獣医師が解説 – PS保険
【獣医師が解説】犬の脱水症状とは?すぐ気づいてほしいサインと対処法 – パスカル動物病院
犬の脱水症状の原因とは?考えられる病気と対処法について獣医師が解説 – 保険 比較
犬の脱水症状に注意!原因と病院に行くべき症状、予防法について解説【獣医師監修】
犬の脱水症状|原因や見分け方、水を摂取させるための工夫を解説 – 和漢みらいのドッグフード

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